5.遊園地デート

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* 遊園地に着き、これからの行動を副会長が指示する。 「取りあえず、これから15:20まで、チーム別行動をしてもらいます。ありすと如月、西城君と東雲君のペアは固定とし、生徒会と風紀はいい具合に別れて下さい」 その言葉にすぐさま委員長が反応する。 「俺は泉と同じで」 「却下します。私はありすと同じがいいです」 「じゃあ、4人で回ろう」 委員長がつらつらと打開策を述べると、副会長は焦っていく。  「ひ、浩も一緒で!!」 「ん…いい、よ」 結局一緒に回るのか。良かった、転校生とは別行動になりそうだ。 「「ねぇ、早く遊ぼうよ~」」 「えぇ〜。じゃあ、りっつんとりっくんは俺と遊ぼぉ☆」 「「うん!れっつごー!」」 「あ、ちょっと!」 副会長が呼ぶが、双子と会計は先に行ってしまった。 「いいだろう。双子の世話は麻倉が適任だ」 帝がそう言うと、副会長は諦めたようだ。 「では残った4人がチームということで」 東雲、西城と……会長と、俺。今回のデートに希望が見えてきた。 「ええ、俺は帝とも回りたいぞ!」 絶対言うと思った。希望が霞んできた。 「では、会長も私達と回りましょう」 「…風紀と一緒など御免被る」 「彼も風紀ですが?」  「神谷よりはマシだ」 「いやだ!帝も一緒!」 お前マジむかつく。俺がヤのつく人だったら東京湾に沈めてるのに。 「……ここまで言っても聞かないと言うのなら、俺様は帰る」 「ありす、今回は諦めましょう?」 「うぅー…仕方ないな!」 転校生が折れた。そんなに帝が好きなのかよ。 「では、そういうことで」
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