永遠の憂鬱
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振り向くと、店主はひどく不安げな顔で俺を凝視している。髭におおわれていて気づかなかったが、なぜか今ハッキリと、彼の中学時代の顔が脳裏に蘇った。 「お前……っ」 巨体は昔からだ。こいつは中学のクラスメイト。だとしたらやっぱり、古川は── 『さよなら』 思考はその一言で中断された。 俺は白くまぶしい光に包まれ、その後に眼裏に映ったのは、永遠の、深く暗い青だった。 【了】
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