シャオランたちとリーリーのお出かけー紅葉狩り編ー

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「よーし、出発だー!」  3人は元気よく歩き始める。落ち葉を踏むガサガサした音や澄んだ空気が清々しい。歩き進むにしたがって湿り気のある山のにおいも強くなっていく。自然を感じながらいつの間にか夢中になって歩いていた。  しばらく歩くと道の脇の木々も増え、道をはずれると森のような感じになってきた。 「わー!きのこだー!」 リーリーが突然シャオランの肩から飛び降りて走り出した。 「リーリー、そっちに行っちゃだめです!」 シャオランは思わず声をあげる。幸い、近くには危ないものはなさそうである。 「リーリーも少しは思いっきり動き回りたいんじゃない?」 咲耶が言う。 「それもそうですね。でもあまり遠くに行っちゃだめですよ」 リーリーの楽しそうな姿を見て、シャオランもリーリーに言った。  そしてみんなで動画を撮ったり、リーリーとどんぐりを拾ったり、スケッチをしたり、思い思いに楽しんだ。
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