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しばらくして、リーリーが何かを感じた様子で、森の奥の方へ進んでいった。
「あんまり奥に行くと迷子になりますよ!」
シャオランがリーリーを追いかける。その声を聞き、咲耶とネムもリーリーのところへ駆け寄る。するとそこには疲れて休んでいる一人の少年がいた。
「どうしたの?」
リーリーが少年に話しかける。少年はしゃべるパンダに驚いたようであったが、すぐに順応した様子で
「夢中になって遊んでいたらいつの間にかお母さんとはぐれちゃった。お腹も減ってきたし...」
と答えた。
「それは大変!でも近くにそれらしい人は見かけなかったけど...」
咲耶が心配すると
「とりあえずあたしたちもお腹空いてきたから一緒にフルーツサンド食べない?」
とネムが提案する。
「そうですね。確かもう少しで休憩スポットだったので一旦そこでお昼にしましょう」
シャオランがそう言うと、他の2人も頷いた。
「お姉ちゃん達、ありがとう!」
そしてみんなで休憩スポットへ向かった。
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