『忖度』

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『忖度』

《雑魚キャラだらけの荒野をさ迷い続けて3ヶ月、勇者の俺はやっとラスボスの居るダンジョンにやっと今日たどり着くことが出来た。》 「ふぉっふぉっふぉっ、よくぞこのダンジョンまでたどり着いたな誉めてつかわすぞ。さあ来い勇者よ!ポンポンピン」 「ポンポンピン?ポンポンピンて、まさか君は中2の時の同級生のマサル君?ポーリン」 「ポーリンて?君こそケンちゃんなの?わぁ久しぶり~。何してんの?まだ地元? ポンポンピン」 「あっマサル君危ない、後ろ後ろっ!ポーリン」 ボゴッ! 「痛ってぇなぁ、誰だこのやろポンポンピン」 「よっしゃあ!まずはラスボスからHP3,000奪ってやったぞピンピコ」 「ピンピコって?あっ、お前はイヂメッ子の剛!ポンポンピン」 「ポンポンピンだと?・・・おおっ!お前は中学の時のイヂメられっ子マサルじゃねえか。まさかヘタレのお前がラスボスとは、こりゃまたラッキーピンピコ!」 「剛君、突然後ろからは卑怯だよポーリン」 「ポーリン?まさかお前はマサルのツレだったケンか?丁度いいや、一緒にマサルをシバクぞ手伝えピンピコ」 「こら~ッ!お前らそこで何やってんだ!さっさと帰れ!ゲロゲロブー!」 「ゲロゲロブー?あっ体育の田辺だぁ!逃げろ~ッ!ピンピコ」 「マサル君逃げようポーリン」 「おいこら、マサルは残れゲロゲロブー」 「な、何ですか先生・・・ポンポンピン」 「なぁマサルよく聞け。先生はここに来るまで結構な課金を重ねてきた、そして中学時代のお前は決して先生に反抗するような生徒じゃなかった、そうだろ。そんなお前と先生がこれから闘うんだ。 お前ももう大人だ、先生の言ってる意味わかるよなゲロゲロブー・・・・ それじゃあいくぞ、 覚悟しろゲロゲロブー!」
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