335人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕初めてだから、うまくできなかったらごめんね」
「いいから、早くして欲しい」
ベッドに押し倒してベルトに手をかけると「まっ待って自分で脱ぐから」と言って自ら脱ぎ始めた。早く挿れて欲しくて自分も服を脱ぐ。脱ぎながらゴムが引き出しの中に入っているのを思い出して舌打ちをしそうになった。それを取りに行く時間すら惜しい。一糸纏わぬ俺を見て「きれいだ」と呟いた。ゆきは無駄な肉がついていない引き締まった体をしていて、見た目からは想像できないほどに大きなものがついていた。ゆきも勃起してる。我慢できなくてゆきの上に跨がろうとすると、「ダメ、ゴムつけなきゃ。それにいきなり挿れない方がいいんじゃない?」と慌てふためいた。
「ゴムある?」
「そこの引き出しの中」
近くにある棚を指差すと「取るからちょっと待ってね」と言ってゆきが離れた。おしりがグショグショに濡れているのが分かる。この中にあれを挿れたら気持ちいいんだろうな。早く、早く挿れてほしい。自らの指を穴に差し挿れて動かした。
「こうちゃん誰かとしたことあるの?」
夢中で快感を得ようとしている俺の耳はゆきが何を言ったのか分からなかった。
「んっ……んぅっ……はぁぁ……」
「こうちゃん!?」
ゆきに見られていると知りながらも指を動かすことをやめられない。なんて卑しい人間なんだろう。
「こうちゃん、僕がやりたい」
「んっっ……」
指を抜かれて「嫌だ、やめろ」と喚く俺を優しく抱きしめて「僕がこうちゃんを気持ちよくしてあげるから」と諭すように言い、そっと指を挿れてくれた。
「あっあっん……はぁ……」
長い指が俺の中で蠢く。気持ちよくて自然と腰が揺れる。
「ゆき……ゆき……気持ちいい」
「よかった。いっぱい濡れてるね」
「あぁっうぅっ……」
「僕が入ったらもっと気持ちよくなってくれるのかな?」
「うん、なる。なるから、ゆき……お願い」
「うん、分かった」
慣れない手つきでゴムをつけたゆきがキスをしながら俺の穴に自身のものをくっつけた。
「挿れるよ?」
「うん」
ゆっくりとゆきのものが入ってくる。圧迫感がすごくて思わず「うっ……」と呻くと「ごめん」と慌てた声がした。
「平気。大丈夫だから」
「本当に?」
「やめられる方がつらい」
「そっか。もうちょっとだから」
「ん……」
頷いた俺を見て再開した。
「こうちゃん、全部入った。ここに僕のものが」
お腹を撫でながら優しく語るゆきがゆっくりと動き出した。
「もっと動いてもいいよ」
「ありがとう。こうちゃんの中温かいね」
「気持ちいい?」
「うん、とても。こうちゃんは?」
「俺も気持ちいい」
「キスしてもいい?」
「今さら聞くの?何回もしたのに」
「そうだよね」
「いいよ。キスして?」
優しい眼差しで俺を見た後にゆっくりと顔が近づいてキスをした。心地よくてキスだけでイッてしまいそうだ。深く口づけながら手を握り合って、俺の中に入っているゆきを感じる。とても気持ちよくて、幸せで満たされる。
「ごめん、こうちゃん。もう僕ダメかも」
「うん、俺も」
激しく腰を打ち付けられて、呼応するかのように腰を動かす。もっと奥深くまで入って、俺の中をゆきでいっぱいにして欲しい。一際激しく動いた後にゆきがイったのが分かった。俺は先にイってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!