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誰からも愛されない孤独が 私を拒食の罠へと誘い込む 私が愛されないのは醜いからだと ただでさえ痩せている私に 食べることを禁止する 「痩せているのが ただ一つのおまえの取り柄」 「太ってしまったら もっともっと醜くなってしまう」 脂っこいものは脂肪のもとになる 甘いものを食べ過ぎると吹き出物が出る だから 私に食べられる物はだんだん無くなってゆく そうしてやがて 飢えた私の心は 私の理性とは裏腹に 私を醜くする食べ物ばかりを渇望するようになる それらの食べ物を激しく嫌悪し乍らも 憑りつかれたように食い漁ってしまう 醜くガツガツと 浅ましい乞食のように そうして自分を嫌悪し乍ら また私は人前で‘食べない人‘を演じる 清廉潔癖な振りをする 飢えた自分を知られないように 痩せた体と 吹き出物のない肌を維持するために せめて人から「醜い」と言われなくて済むように (30歳から32歳まで引きこもりで拒食と過食に陥っていたときの詩。同じ頃書いた詩「食糧」も掲載。また漫画「雪の花」の作中で主人公に「私に食べられる物がこの世には何もない」と言わせています。配信タイトル「愛依存~○○ 」配信タイトルは出版社のほうで変えてるので私もよく把握しておりません)。
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