第4章

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 丸い円の中に小さな文字が少しずつ描き起こされていく。  今までに見たことの無い文字だった。  長々と綴られる文字。  そして、何かを唱える神。  神の声が止んだと共に円の中の文字も止まった。  少しして、円が光って消えた。  それと同時に視界が消えた。  何が起こったの分からなかった。  けれど、目を開けてみれば眩しい光が目に映り、体が浮いた。 「元気な女の子ですよ」  その言葉と共に理解した。  新しい未来という言葉は転生することを指していたのだ。  記憶は残ったまま。  私はまた1から新しい人生が始まるのだ。  一体どこで七都と出会えるのだろう。
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