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あぁ、もうどうしよう。
あっちゃんに『ラブレター返して』なんて恥ずかしくて言えない。
そしてもし、あっちゃんが中を読んでいたら……!
失恋の傷口に塩を擦り込まれるようなアクシデント!
「はぁぁぁぁぁぁぁ……」
授業前の講義室にも関わらず、周りの学生がびっくりするようなため息をついてしまった。
あぁ、もう嫌だ。恥ずかしい…。
恥ずかしさのあまり机に顔を伏せていると、誰かが私の肩をトントンと叩く。
「でっかいため息な。入り口まで聞こえたぞ」
圭斗が笑いながら私の横の席に座る。
「んー、ちょっとショックなことが立て続けにあってね…」
顔をあげ、次の授業のノートを広げる。
「……ダイエットはもう良いのか?」
「へ?あー…うん。もう辞めた」
確かにあの日以来甘味制限も解除したけど、そんな気力すら湧いてこない。
「じゃあ、今日の授業終わったら『Rock』に行くか?『紅葉パフェ』明日までらしいぞ」
あぁ、良いな。
甘い物を食べる事もストレス解消になるかもしれないが、今の私には圭斗の存在がありがたく、特に優しさが身に染みる。
「うん、行く」
圭斗は私の返事に微笑み、「無理するなよ」と私の頭を撫でた。
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