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義実家を訪ねると義父母と義兄夫婦が
揃って出迎えてくれた
気が重かった...
応接間に通されふぅ〜っと一息ついた後
冷静に今までの経過を話し出す
義実家の人達は、ひと言も口を挟まずに
黙って由紀の話しを聞いていた
「済みません 力が及びませんでした」
最後にそう締めくくると
義父がゆっくり口を開いた
「済まなかったね辛い思いをさせて
もう由紀さんの気持ちは固まって
いるんだね...」
「はい...」
と同時に義実家の面々が一斉に話し始めた
「本当にごめんなさいね あのバカ息子」
「不倫して子供が出来ただと?隼人の奴💢」
「本当ですよ!相手も相手だわ💢
そんな人義妹になんてなって欲しくない!
隼人さん騙されてるんじゃないの!」
義父が声を発するまで隼人達に対する
非難が止むことはなかった
「静かに!」
由紀は理解してくれた事が嬉しかった
何より味方でいてくれる事が有り難かった
義父はこう言った
「隼人に帰る場所はない!
この会社を継ぐなんて事は絶対に無い!
敷居を跨がせない!勘当だっ‼︎」
そして由紀さんの好きにして良い
私達はこれからも味方だ!と言ってくれた
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