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弁護士に交渉を依頼
木村沙織の父親から電話が入り弁護士は
示談交渉の為木村家へ向かった
弁護士と木村家は向かい合うように座り
話し合いが始まった
不倫現場を捉えた写真及び音声など
目の前に並べられた証拠の数々
母親はハンカチで涙を何度も拭い
父親は怒りで手が震えていた
*既婚者である事を知っていたこと
*不倫していた時点で婚姻関係は破綻して
いなかったことなどを証明していく
話し合いは弁護士のペースで進められた
木村沙織には反論の余地が無かったが
彼女は「そんな大金払えない!」と
駄々を捏ねていた
そんな沙織を見て両親は一喝!
慰謝料減額を求める事はさせなかった
「必ず期日までにお支払いさせて頂きます
奥様にはお詫びをお伝え下さい
宜しくお願いします」
そう言うと沙織の頭を押さえ両親は
深々と頭を下げながら詫び示談に応じた
最後まで太々しい態度だった沙織に
弁護士は帰り際
沙織の耳元で囁くように話しかける
「公正証書を作成して、離婚届を提出する
つもりだったのを夫の隼人さんが土下座
をして止めているらしくてねぇ、奥様が
大変お困りなんですよ!沙織さん」
と、まぁ、こんなところ、、、
直後「いや〜っ!うそよ〜っ!」と
ドアの向こうから
叫び声が聞こえてきたらしいが...
弁護士さんはどこ吹く風!
お主...中々やるねぇ(苦笑)
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