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「君にとって沙織の事は遊びだったのか?
子供まで作っておいて...
責任はどう取るつもりだ!」
「子供は認知します
慰謝料も養育費もお支払いします」
「でも沙織とは結婚できないと言うんだな?
何故だ?理由を聞かせてくれ...」
皆が隼人の言葉を待っていた
隼人は言葉を選びながら慎重に話し出す
「沙織さんとの時間は楽しかったです
でも...違ったんです
あれから仕事場が変わり自業自得ですが
僕は心身共に疲弊していきました
その大変な時期に頭に浮かんだのが
妻の顔で沙織さんではなかった...
実は今、妻に離婚届の提出を
待ってもらっている状態です
妻はもう僕に愛想を尽かしているよう
ですが、僕はもう一度振り向いてもらえる
努力をしていきたいと思っています
それが何年かかろうと...」
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