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実家に頭を下げる隼人
隼人はその足で実家を訪ねていた
門前払いをされても居続ける隼人に
いつもとは違う真剣さを感じ取った母親が
父親に取り継いでくれた
隼人は自分の愚かさを悔い
由紀の心を取り戻す努力をしたい
不倫相手とは別れて結婚する事はない!
と、伝えた
一生懸命に訴える姿に嘘はないようだ
「どうして欲しいんだ?」父が尋ねると
慰謝料と養育費を一括で支払う為の資金を
貸して貰いたいと、隼人は父に懇願した
「そんな事で
由紀さんが許してくれるとでも?」
先ずは子供の事をきちんとしようと思う
弁護士をたてて話し合おうと思っている
と、隼人は答える
「分かった!但し今回だけだぞ💢」
そして、全ての話し合いが終わったら
知らせを寄越すよう釘を刺される
隼人は両親に深いお辞儀を繰り返した後
勤務先のある自宅へと帰って行った
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