実家に頭を下げる隼人

1/1
前へ
/57ページ
次へ

実家に頭を下げる隼人

隼人はその足で実家を訪ねていた 門前払いをされても居続ける隼人に いつもとは違う真剣さを感じ取った母親が 父親に取り継いでくれた 隼人は自分の愚かさを悔い 由紀の心を取り戻す努力をしたい 不倫相手とは別れて結婚する事はない! と、伝えた 一生懸命に訴える姿に嘘はないようだ 「どうして欲しいんだ?」父が尋ねると 慰謝料と養育費を一括で支払う為の資金を 貸して貰いたいと、隼人は父に懇願した 「そんな事で  由紀さんが許してくれるとでも?」 先ずは子供の事をきちんとしようと思う 弁護士をたてて話し合おうと思っている と、隼人は答える 「分かった!但し今回だけだぞ💢」 そして、全ての話し合いが終わったら 知らせを寄越すよう釘を刺される 隼人は両親に深いお辞儀を繰り返した後 勤務先のある自宅へと帰って行った
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加