その名はアラスター

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その名はアラスター

次の日の学校は、魔法の授業だ。内容は召喚だ。使い魔が基本みなに与えれる。その使い魔で人生が決まるのだ。みな、魔法陣に集中する。アリス以外みな使い魔を手に入れた。蝶々やトカゲ、犬や猫が多い。最期はアリスだった。アリスは昨日の願い事なんて忘れていた。そして、呪文を唱えた。すると、今までの召喚よりもどんよりした黒いモヤが現れ、また地震のような揺れを感じた。みな、悲鳴をあげた。アリスは、驚かない。家族を殺した地震に憎しみを抱いた。そして揺れは収まった。黒いモヤが魔法陣から溢れてきた。そしてそのモヤから、人間?が現れた。黒い中折れ帽、黒いコートのニヤニヤと笑う、黒いサングラスをかけたヘビの尻尾が付いた人間?が現れた。アリスは召喚に失敗したの?と思うと、「ヤッホー!!こんにちは!!」としゃべる。「君は召喚失敗してないよ~??成功したんだよ!!」アリスが訪ねる「あなたは誰?」そして彼はニヤニヤと笑いながら、「地獄の住人、秩序型殺人鬼アラスターだよー!!」と答えた。先生が怒鳴る。「不審者が!!征伐してやる!!」と言い、杖を出す。そして炎の球を彼に浴びせた。ゴォと音がし、炎の柱になった。使い魔が暴走したら係の先生が処分するのだ。「どうだ?先生凄いだろう?!」と言い、周りの生徒達は拍手し、先生すげぇ!!と言う。「誰を倒したのですか?」と炎から言葉が聞こえた。ふぅと息を吹き消すように、炎が消えた。先生や生徒達は、はっ?!と言う。 そしてアラスターは何事もなかったように、動く。先生が杖を出し呪文を唱えると、アラスターが「動くな、雑魚共」と言うと、みな動けなかった。アラスターはアリスに近づき言った。「君に協力したい!!どうか契約してください!!」と言う。アリスはアラスターを気に入った。そして契約をした。「みな、動いて良し」とアラスターが言うと、みな動いた。2人の先生が言う。「アラスターて地獄の殺人鬼?」「確か、地獄の王様を虐殺したと言われている悪魔だろう?」と言う。アラスターはニヤニヤと笑いながら「人間界ではそうなんだ~。確かに虐殺したかな?2〜3人殺したよ~!人間界に来られて良かった!!いやぁ~嬉しいなぁ!!」そしてアリスにアラスターは聞いた。「君の願いを聞こうじゃないか!!」 アリスは、答えた。「わたしを虐める人間に復讐したい」と言う。アラスターは笑いながら「良いね!!その願い聞きました!!」そして本契約した。すると、私の担任が言う。「奴と契約しては、いけない!!」と怒鳴る。アリスは彼を気に入ったのだ。担任が言う「コイツは地獄の異端児で人型の悪魔と契約したらあなたの魂は地獄行きよ?!やめなさい!!」と叱る。アラスターは笑いながら言う「大丈夫!!わたしのチカラで彼女、アリスは必ず天国に送るよ!!」と宣言した。彼と契約したら、お腹が熱い。体操服をめくりお腹を見ると、魔法陣がお腹に付いた。「これで君、アリスと契約したよ~!!どんな願いも聞けるよ?さぁ何を叶えようか?とりあえず」と先生と生徒を見て、「こいつら全員殺そうか?」と笑顔で言う。みな、フルフルと震えた。中にはフルフルと身体を震わせた同級生達もいた。担任が、呪文を唱える。そして、あからさまに怪しい壺を出す。そして開けた。ドラゴンが出てきた。彼のような悪魔を殺す正義のドラゴンらしい。「悪魔アラスター!!このドラゴンでお前を殺す!!!!さぁ、ドラゴンよ!!あの醜い悪魔を滅ぼせ!!!!」と命令する。アラスターはニヤニヤしながら「醜いのはどちらかな?所詮借り物のチカラでこのわたし、アラスターを倒せると思いますか?分かるはずだよ~?ドラゴン一匹で倒せないと」さらに煽る。怒った担任は他の先生達を呼び出し、使い魔を15匹出してきた。そして先生達15人来た。みな強そうな使い魔ばかりだ。生徒達は、頑張って、先生達!!!と声援する。一方でアリスには馬鹿女!!人の迷惑考えろ!!と罵声を言う。アリスはイラッとした。そして一言「使い魔を虐殺して」とアラスターに頼んだ。アラスターは笑顔で「了解しました!!!!」と言うと、右手を出し手をワシャワシャと動かす。すると、使い魔達の下から魔法陣が現れ黒い触手のようなものが現れて使い魔達を縛る。そしてワシャワシャと動かした手を止め握る。ブジャ!!という音をたて、使い魔達は消えた。ドラゴンは耐えている。アラスターはドラゴンに近づき、ハグをする。するとメキメキ、バキバキと音をたてながら、ドラゴンは小さな塊になった。そして、ふぅと息を吹きかけ、ドラゴン一匹と使い魔達は消えた。先生達は驚いてなにも言わない。生徒達も驚いている。無音となり、アラスターがケタケタとお腹を抑えて笑う。「実力の差だよー。君たちは、馬鹿だな!!実に面白い!!!」そして、アリスに近づき言った。「他はあるかな?なんでも言って?」アリスは言う「先生達から魔法を使えないようにして」と。先生達は驚いてしまった。「なんでそんなお願いするの!!先生達が嫌いなの?」と担任が言う。アリスは答えた。「嫌い」そうつぶやく。そして、アラスターは、マイクを取り出し、「さぁ!!!!とくとご覧下さい!!」と言うと先生達が光っている。防御シールドを展開する。だが、アラスターは言う「魔法よ。2度と現れるな。消滅せよ」と言う。防御シールドが消えた。先生達15人は呪文を唱えるが発動しない。完全に消滅した。アラスターは、笑う。「実に面白い!!!!キミも笑いたまえ!!こんな光景、地獄では見れないぞ~??」アリスはフフっと小さく笑う。先生達は目から光を失っている。ゾクゾクした。これは面白いと思った。「次は何を願うんだい?」とアラスターが聞いてきた。そして、アリスは次の願いをした。「アリスを虐めた子たちから魔法を使えないようにして」と頼んだ。生徒達がヒィと震えた。アラスターは、アリスを虐めた子たちを捕まえた。そして、「未来永劫、魔法が使えないようにしてあげるね?」と笑いながら、呪文を唱える。みな、逃げた。だが、彼は言う「魔法よ、消滅しろ」とつぶやく。パキンと何か割れた音がした。虐めた子たちは2度と魔法が使えないようにしてやった。彼らも先生達と同じく、目から光が消えた。これが絶望だ。
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