愛の夢

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       プロローグ 「誰だ?! 勝手にピアノを弾いているのは!?」  放課後、音楽室に忍び込んでピアノを弾いていると、用務員が現れて私は怒鳴られた。 「すみません」 「勝手に触らないで。分かってる? これ家が買えるくらいの高級なやつよ」 「わかってます。でも私、どうしてもピアノが弾きたかったの」 「どこのクラス? 見ない顔だね」 「転校生です。今日、来ました」 「早くここから出てって。二度と触らないでよ。理事長に怒られちゃう」 「はあい」    
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