第3話「父ベロニカ」

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「あら、泣いちゃったわ」 私とクロスはその言葉に救われた思いがしてボロボロと泣いてしまった。 「あり…がと…ござい…ます…」 「もう泣かなくていい。 絶対辛い思いなんてさせない。 愛してるよ、二人とも」 「私も愛してるわ。 私たちの愛しい愛しい宝物…」 私達が泣き止むのを、お父さんとお母さんが待ってくれて…ずっと抱きしめたり頭を撫でてくれた。 あったかい…幸せ… 神様 ありがとうございます! 私たちに素敵なお父さんお母さんと、幸せに生きれる世界をくれてありがとうございます! 私たちが泣き止むとお父さんとお母さんは私たちを抱っこして大きなベッドへ連れて行ってくれて、抱きしめたまま一緒に寝てくれた。 とってもとっても幸せで… 私たちはすぐに寝てしまった。
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