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鈴木先生のお話し
明美:あら鈴木さん、忘れ物?
鈴木:美鈴さん!
美鈴:はい。
鈴木:僕は…僕は…!(泣く)
美鈴:鈴木さん⁈どうしました?大丈夫ですか?
鈴木:明美さん!
明美:(にこやかに)はい。何でしょう、鈴木さん。
鈴木:僕は…
明美:僕は?
鈴木:僕は…
美鈴:僕は?
鈴木:僕は…美鈴さんが好きだー!!
ウォー!!
美鈴:ええ⁈
※鈴木、ソファに行き、寝てしまう
明美:あらあら。
美鈴:さすが体育の先生。熱いなぁ。
明美:鈴木さん、勇気を出して戻って来たのね。
美鈴:今日はいつもより飲んでくれているなぁとは思っていましたけど…。
明美:きっと起きたら何も覚えていないでしょ。しばらく寝かせてあげましょう。
美鈴:はい。
明美:昔だったらすぐ追い出していたけど、この街の人達は、何というか、憎めないのよね。
美鈴:家族みたい?
明美:そう!家族。もちろん美鈴ちゃんも。
美鈴:嬉しい!
※美鈴、鈴木を見て
美鈴:家族か…。酔いが覚めたら真面目な鈴木さんの事だから焦っちゃうでしょうね(笑)
明美:そうね。でも大丈夫。スナック明美は?
美鈴:寄り添い、受け入れるがモットー!()カッコ、明美の審査あり!
明美:そう!鈴木さんは私の審査、通ってます♪
美鈴:ああ、やっぱりここは居心地がいい!幸せー!
明美:私も、幸せ!
※美鈴、鈴木にひざ掛けを掛ける
※明美、片付けを再開する
【完】
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