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ハイドは自分の強欲さに驚いていた。もっともっとと、ペオニアを求めてしまう。ペオニアがハイドに、欲望を問う度に自分の悪い部分が晒されたように感じた。
……もっと欲しい。
……もっともっと。
「ペオニア様……やっぱり、僕は貴方が欲しいです……痛んでも、裂けてもいい……貴方と繋がりたい……」
「僕の気に入るような言葉を無理に探す必要は無いんだよ。」
「……違うんです……僕は、強欲ですね」
ハイドは涙を浮かべた瞳でぼんやりとペオニアを見ている。ハイドの言葉が本心なのか、星の子としての責任から来る言葉なのかをペオニアは測りかねていた。
「僕は……僕はペオニア様の……貴方だけのものです……」
小さくハイドはそう呟くと、ペオニアのものを手のひらで優しく包んだ。
「んっ……」
ペオニアの限界の兆しをみせているそれは、一層張りを増した。ハイドはペオニアを優しく押し倒しペオニアのそれに手をあてがいそっと自分に押し込んだ。
「はぁっ……ん……ぃっ……」
最初よりかは幾分か楽になったが、それでも襲ってくる痛みにハイドは慄いた。ペオニアの形に自分が作り変えられていくような感覚に痛みすら幸せに感じる。
「痛くは無い? 」
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