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「違うわ!」
ただ、大変だと言いたいだけだと考えていたところで、涼が店員さんを呼び出すボタンを押し、パフェを頼む。自分も頼もうか迷ったが、自分の奢りだということを思い出してやめた。
少し待っていると、店員さんは思っていたよりも大きなパフェを持ってきた。
「でか」
「それは流石に僕も思った」
「初めて食べるから、どれくらい大きいか分かってなかったよ」
「よく挑戦したなそんなものに」
「別に甘いものならばいくらでもいけるでしょ。それに奢りだし」
暇すぎてバイト入れてたけど、使い道なくてどうすんだよっていうのが溜まってるからいいですがね。でも、これは当分バイト外さない方が良さそうだ。
「そういえばさ、君って結構女子ウケいいよね」
「なにいきなり」
「そのまんまだよ。裏の情報だとそういう話が結構たくさん飛び交ってる」
裏の情報とかっていう、危なそうなワードがすごく平和。
「どういう話だよ」
「だーかーらー。君のことを密かに思ってる人がたくさんいるの」
「ふーん」
「興味なさそうだね。マジで恨むわー」
「いやなんでだよ」
たまにと言うか結構というか常によく分からないことがある。
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