満天に輝く星空を見上げながら

1/10
前へ
/10ページ
次へ
「おばあちゃん、また星を見てるん?今日は冷えるから、もう家ん中はいろうや」 庭から夜空を見上げていると、孫の明香里が寒そうに手を擦り合わせながら声をかけてきた。 「そうやなぁ」 明香里に促され家の中に入った。 「おばあちゃん、いっつも空見てんな」 居間でお茶を飲みながら、明香里が何気なく言った言葉に昔の自分を思い出す。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加