桜世学院中等部! 入試編

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京極は方言丸出しの怖そうな男で、一ノ瀬は優しそうな雰囲気に反して怖そうな口調だ。 正直怖い。 「東京の少年か・・・。」 「別に俺は構わない。でも一つでも問題を起こしたら追放する。どのみち一人は入れないと学院もうるさいだろう。」 一ノ瀬の言葉に桐生は頷いた。 「もし何かあれば追放しよう!これでいいね?」 これ以上駄々をこねたら桐生はキレる。そう感じた下級生二人は黙った。 「あ、なあ。俺言い忘れてたけど。松田先生が今日泊まるらしいぞ。」 松田先生。 それは小泉の同僚で、同寮生。ここの卒業生であり、成績トップには無駄に優しい男である。そして見た目はThe 理系。 「よっしゃー!俺モナカ買ってもらおう!」 「僕は団子たかろっかな?」 「・・・、」 金づるとも言う。 [河上春夜 一言で言えば地味で、理屈っぽそう。 成績は良いようだ。]
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