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おれ達が製品化を目指している「善人・悪人探知機」について社長及び執行役員に経過報告を行なっていた。
すると社長から…
「新規開発製品化、ご苦労様です…」
「現時点での製品の完成度などから難しい事は分かった…」
「しかし、この「善人・悪人探知機」は社運をかけた大事な製品であり一刻も早く世に送り出したい…」
「製品化に向けて頑張って欲しい!」
すると新規開発本部長が…
「社長、了解しましたあと一歩で「善人・悪人探知機」は完全します…」
「確信では無いので先ほど課長からの説明に有りませんでしたがモニタリングを行い完成度を確認出来れば…」
「課長、本部長あんな事言ってますが?大丈夫ですかね?」
「困ったもんだなぁ?」
新規開発本部長は「善人・悪人探知機」の開発に関与はしていたが技術的な事に対してまったく理解しておらず、社長へのリップサービスである事が見え見えであった。
最後に社長が…
「それでは本部長新製品「善人・悪人探知機」のモニタリングをお願いしたい….」
「分かりました社長…お任せ下さい!」
「おい、おい本部長簡単に社長にモニタリングを了解しましたね?」
社長及び執行役員への経過報告の場で部下の山崎が小声でおれに話しかけた…
社長及び執行役員への経過報告が終了し本部長からモニタリングを実施するように正式に指示があり「善人・悪人探知機」のテスト運転をする事になったのであった…
そのテスト運転モニタリングをおれの家庭で行う事を了解したのであった。
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