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安定期を追い求めるマシーン
その時、奥さんを妊娠させちゃった英雄、ジョナサン・エルネストは、絶え間ない幸福に浴していた。
アッターミ海岸で起きた、けったいな騒動が終わり、夏休みが終わったルルド・リュミエール式魔法塾、通称アカデミーでは、スケベ勇者がヒャッホーした声で、世間は食傷気味に陥っていたらしかった。
妊娠初期にしすぎるのは不味い?おっぱい刺激するのも危険?
知らーん!気を付けてすればいいもんね?!だって、奥さんの方が、俺を望んでいたんだし!
いつものエッチ欲求が、ようやく安定期を迎えた奥さんの方に向いていた。
「フーラさーん♡あーおっぱいコリッコリ♡」
側臥位で寝かせた奥さんの、おっぱいを鷲掴むスケベな手が伸びていた。
「また大っきくなったね♡今Hカップくらいになったね♡俺のフラさんのおっぱい♡お乳出ないかな♡?」
嫌らしく、それでいて優しく、奥さんおっぱいを絞っていた。
「んにゃああん♡まだ出にゃいのう♡おっぱい駄目え♡ある♡あ♡あ゛♡」
うなじに顔を突っ込んで、稀代のスケベは言った。
「安定期になったんだね?じゃあ、いただきまーす
♡」
「ん゛♡ん゛お゛♡貴方あ♡」
「ああもう奥が俺を欲しがって、チュウチュウしちゃってますよ♡?奥さん♡奥さあああん♡!」
「ん゛激し♡もう♡パパあ♡」
「独身時代思い出しながらしよう♡ああ堪らんママのニャンニャン♡ママニャン♡トロトロのママニャン♡」
「んもう♡エッチなパパさん♡パンツちゃんと返してね♡」
あああ。うっかりフラパン隠してストックしてたことがバレちゃったんだが。
まあいいや。満足させて有耶無耶で誤魔化そう♡
やっと安定期に入ったママのニャンニャン覆ってたパンツだし。凄い糸引いてたもんな♡
ところで、スケスケなベビードールにドロワーズ履いてたんだが、半分ずり降ろしてパンツ剥ぎ取って、執拗にパンパンしていた。もう限界レベルで溜まってたし。俺のワンちゃんのお袋さんも。
まあ、ウザったいニセ妾共の目を躱して、こうやって夫婦の毎日すごしてんだよ文句あるか。
「って、ああああああああああうわあああ!!何でここにいる?!マリルカお前!」
件のニセ妾。ミラージュ・デラ・ウィンシュタットを自称する、俺の生徒の冷たいジト目があった。
「あ゛出てりゅ♡パパの濃いい♡いっぱい♡」
「じゃあミラルカ。お前等向こう向いてろ。フラさん♡拭くからちょっと待っててな♡」
はあ?イラッときた王女は、
「ねえ。どうでもいいんだけどさ。ナムサン・エルネスト孕むって話、どこいった?お前」
一応俺、教員だぞ?先生に向かってお前って何だよ。
「あああ。お前には、階段下のフリースペース分け与えただろうが。何が不満だ?」
「階段下の物置宛行われて喜ぶ王族がいるのか?!いい加減にしろおおおおおお!夏の終わりに孫が出来たって報告したかったのに!」
「そりゃあ構わんがな?あと1メトル近付いたら、簀巻きにして2階から吊るすけどな?」
英雄父ちゃんは、妾に対してにべもなかった。
「何をおおおおおおおおお?!この駄犬男がああああああああ!絶対生んじゃるからなあああああ!大人しくしろおおおおおい!ふぎゃあああああああああああ?!」
やおら下着を脱いで襲いかかった馬鹿に、アイアンクローをかました。
「幾らおっぱい大きくたって、生徒相手にそういう気分になるか!部屋に戻れ!ああフラさん寝ちゃったじゃねえか!久しぶりだったのによ!ああそしてお前も!その格好は何だああああああ?!」
別の自称妾、元黒い毒薔薇、リーゼロッテ・シュバルツも、有り体な話ほぼ全裸で控えていた。
「殿下も所詮はおぼこ。私であれば、奥様の穴姉妹ですら、完璧にお勤めが可能です。どうぞ、孕み頃のピチピチのおっぱいを、ご堪能くださいませ」
「何がませだあああああ?!フラさんが寝た今、フラパンゲットのチャンスなんだ!」
「いいからパンツ返して」
「あああああ!実は起きてたフラさんから殺気が!ちっくしょおおおおおおおおおお!フラパンは俺んだああああああああ!」
しょうもない夜がまた更けていった。
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