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※まともじゃない
ギシッと何かが軋む音がして、ソファのクッションが沈んだ。目が開いていなくても、誰かがこのソファに座ってきたということはわかった。
2人は旅行だし岳だろう。…あぁ、そうだ。紅白見る約束したのに結局俺はあの後寝ちゃったんだ。
「ゔ…ん…」
グッと伸びをして目を擦った。
…ん?やけに暗いな。もう夜中か?そんな風に思いながら目を開けると何故か岳が俺に覆い被さっていた。
「がっ、岳…?」
なんか目が怖い…。俺なんかしたっけ?!…いやまて、心当たりありすぎる。
紅白見てないし年越しカウントダウンも見てないし除夜の鐘鳴らすのも見てないっ!
「が、岳…」
「ん?」
「ごめん…」
ただジッと俺を見つめて動かない。心なしか目がギラギラしているのは気のせいだろうか。
「何が?」
「約束、忘れてたから怒ってるんだろ?」
恐る恐る聞いてみると、ニコリと微笑んだ。
「あぁ。違うよ。時間まだだしね。」
よかった…。
ホッとため息をついて胸を撫で下ろした直後、ふと疑問に思った。じゃあ何に怒ってるの?
岳は俺の心を読んだかのように言った。
「そもそも怒ってないよ。」
「じゃあ何でーー……」
「ようちゃんは煽るの上手だね。」
「…は?」
俺の言葉を遮ってそう言った。それと同時にスッと笑顔が消えた。
「僕は出会った瞬間からようちゃんが気になってたんだ。二重でちょっと目が大きめで背が低くてお母さんのこと大切にしてていいなぁって思ってたんだ。泣いてる顔を見た時はすごくゾクゾクした。眉を下げてグスグス泣いてるところ見たら、僕の手で泣かしてみたいなって思ったんだ。今日だって家事全部してくれて、キッチンに立ってる時は健気なお嫁さんみたいで可愛くてキュンキュンしたよ。この1週間でようちゃんに恋しちゃったんだ。でもようちゃんはそんなことも知らずに僕がお風呂入ってる間にAV見てリビングで抜いて、そのまま肌露出したまま寝るなんて僕のこと誘ってるよね。」
言い終えると岳は俺の右手首を掴んで、ベロリと手のひらに下を這わせた。
「ふふ、ようちゃんの味だ…」
ポッと頬を赤らめてうっとりする表情にゾッとした。
「な、何やってんだよ!」
「ティッシュで拭き取るのは勿体無いでしょ?」
人が出したもの舐めるなんて頭おかしいだろ!
羞恥でカァッと顔が熱くなり、この雰囲気から逃げ出そうと机の上にあるリモコンに手を伸ばして電源を入れたけれど、リモコンをはたき落とされた。
「今はこれ必要ないでしょ?」
「テレビ見るんだろ?約束しただろっ!」
「うん。でもごめんね。約束守れない。」
そう言うと、岳は俺の後頭部に手を回してグッと自身の方に引き寄せた。
あっという間もなく唇が塞がれた。目を白黒させていると、ふふっと笑った気配がして、ヌルリと舌が侵入してきた。
「んっ、っふ…!」
ドンドンと背中を叩いたりジタバタしてみても岳はきにする様子もない。
生温かい舌はクチュクチュと卑猥な音を立てて俺の口腔内を犯し、ヌルリと舌を絡めとって強く吸われた。
吸われた舌はピリッと痛んで顔を顰めた。
キスなんてしたことないし息の仕方も分からない。
酸欠になるって!いい加減離せよ!
顔を真っ赤にして睨みつけるとやっとゆっくりと唇が離れた。
一瞬、三途の川が見えた気がした。
俺はゲホゲホと勢いよく咳き込んで、ゼェゼェと荒い呼吸を繰り返した。
そんな俺の様子を気にせずズルズルとズボンや下着を脱がせ始めた。
「っおい!」
岳は俺のモノにチョンと鼻をくっつけて、スーッと鼻いっぱいににおいを嗅いだ。
「ようちゃんの匂い…♡」
またうっとりした顔で俺のモノにスリスリと鼻を擦り寄せ、それからだんだん顔を上に向けて唇を触れさせた。唇をゆっくり開き、ベロリと棒アイスを舐めるかのように下から上に向かって舌を這わせた。
モノはピクンと反応し、舐められると快感が背中を駆け抜けた。
男は恋愛対象じゃないし義兄弟だしやっちゃダメなことなのに、反応したらダメなのに、それに、それに――……
「ようちゃん、僕に集中して?」
途中で思考を遮られ、何も考えられなくなる。人にやってもらうってこんなに気持ちいいんだ…。そんな風に思っていると、モノが熱いヌルヌルしたものに包まれ、思わず大きな声を漏らした。
「んあっ?!」
「んふふ、ふぁあい〜」
「や、ぁあっ!はなせっ、離せよぉっ!」
「れも、ひもひいいれしょ?」
俺は両手で岳の頭を押した。けれど快感で力が入らなくて、添えるような形になる。
コイツ人のモノ舐めて興奮してるとかマジで頭おかしいだろっ…!し、しかも可愛いとかっ…
赤い顔にさらに熱が集まるのを感じて思わず顔を逸らした。
すると、集中していないことに気がついた岳は、あろうことか俺の玉を掴んで揉みしだき始めた。そしたらまた頭が気持ちいいに占領されてさっき考えてたことなんか全部吹っ飛んだ。
「きもちぃからっ、きもちいからっ…、がくっ、ダメだってっ…!」
モノがビクビク痙攣して、ヂュッと強く吸い上げられた。
「も、出るっ…!」
口に出したくないけれど我慢できなかった俺は無意識に岳の髪を強く握りしめて口の中で果ててしまった。
「ゔっ、あ゛んっ」
陸に上げられた魚のようにビクビク痙攣して、はっはっと熱い息を吐いた。
岳は一滴残らずゴクリと飲み込んだ。イった直後余韻に浸っている途中モノの中に残っているものまで全て飲み切ろうとする姿に恐怖を感じた。
「ようちゃん、もっと頂戴?」
ギラリと獣のように目を光らせ、フーフーと息を荒くした岳を見て俺は動けなくなった。
🌷🌷🌷🌷🌷
後もう数話続きますがお正月過ぎちゃってるんで、できてる分はバンバン出します‼️
まだな部分は急いで投稿します。笑
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