0人が本棚に入れています
本棚に追加
一話
ーーーが、俺が小学生三年生の時の話し。
俺は現在ぴちぴちの高校一年生だ。前世の記憶ありの。
レイナは前世の記憶とかは全くないらしく、あの後レイナに聞いてみると
『..........厨二病!?』
『おいゴラ』
なんてなっていたし、絶対ない。100%ない。双子の勘だ。
さて、今現在はあの頃のように猛暑日だ。毎日毎日登校する為に汗をかき、クーラーを入れるのは来週からとか.....ぜっっったい死人でるね、俺とか俺とか。
まぁそんな事は置いといて....だ。なんだこれ走馬灯みたいだな。俺今レイナと見覚えのない場所で起きたんだけどさ、時間も分からない訳。多分....朝だな。うん。
周りの壁は穴が空いているから防音の壁だ。そんで床はコンクリート....うわ、ベッドから落ちたら痛そう。この部屋ベッドないけど。
.....え、何これ夢???今までが夢なの??長い走馬灯的な???あ、それなら話しがつくわぁ....じゃねぇわ!!何だこれ誘拐か!?誘拐なのか!?俺達を誘拐して何する気!?家これから借金するかもしんねぇぐらい金ないぞ!?!?
「.....なぁレイナ」
「何だ」
「これって....誘拐か?」
「俺らを誘拐して何になるんだ」
「だよな」
金ないもんな。.......じゃあ犯人ただ高校生のガキ盗んだだけじゃねぇか可哀想に。
ズ.....ズズ.....
『あ〜...あー!!!!』
突如天井からクソデカボイスが聞こえる。男性の声だろうか、耳がキンとする。
『ちょっと、それ僕のたい焼きなんですけど!?何食べちゃってるんですかぁ!?』
『........自分、たい焼きはお腹から食べる派です。アム』
『あー!!!!!!!』
......ここで皆んな思っただろう。うるせぇと。
『.....ゴホン。僕今凄い落ち込んでるから手短に話しするね』
あ、うっす。
『君達ね、......100人に言ってるんだけど〜』
俺達だけじゃない.....!!
『実は....誘拐してきたんだよね、それでね〜』
「待て待て待て!」
『何でしたかと言うとね、』
「シイナこれ待ってくれないタイプだぞ」
「あぁ.....」
『君達には共通点があるんだ』
共通点....?
『それはね、"前世の記憶がある"事』
「っ!?」
「......シイナ?」
待て、待て待て待て。ツッコミたいところが沢山ある。まず何故俺に前世の記憶がある事を知っている?それに前世の記憶がある人がここに100人?俺達をふくめーーー
「.....あれ....?」
俺はレイナを見る
.......コイツ、前世の記憶あったか?
「なぁ、前世の記憶とか誘拐犯言ってるけどお前等揃って厨二病なのか?」
「お前はバカだな」
俺は呆れる
「.......いいか、俺は数年前に言ったとうり前世の記憶があるんだ。」
「....はっ??」
レイナは驚きすぎて顔がパンダみたいになっている。何だその顔写真撮って友達に送りつけてやろうか。
「それも俺だけじゃない、ここに誘拐されて来たやつ皆んなだ。」
「.....はっ????」
あ、今度はコアラになった!!
「じゃあ、俺は?前世の記憶とか、全くないぞ?」
あ、戻った。お前の表情筋どうなってんだよ。
「それは知らない....けど、お前も、もしかしたらいつの間にか思い出すんじゃねぇ?」
「俺も....?」
何だこの厨二病展開かっけぇなおい!!!!
『まぁ、そうゆー事だから後は各棟の先輩達に任せるよ....。僕またたい焼き買ってくるね』
ブツ
放送が切れてしまった。
......先輩??
ガチャ!バキ!!
すると今まで壁だと思っていた場所が急に音を立てて開いた。....多分、ドアだったんだろうけどバキって言ったから壊れたな。
「やっべ壊しちゃった!....後で怒られるな....」
「.......」
急に、スポーツ服を来た人が入ってくる。
俺達は警戒するようにして、互いに体制に入る。
「お!お前等が新人かぁ〜!しかも双子!いいねいいねぇ〜!!俺、テンションぶち上げになっちゃうよ!!」
「.....はい?」
「あ、自己紹介忘れてた。俺、宇多川正!!好きなものはテンションがぶち上がる事!高校二年生だからお前らの先輩だぞぉ〜!」
....と、言いながら宇多川さんはピースをしてきた。
「.....二葉椎名です?え〜...好きなものはアイス!よろしくおなしゃす!」
「おまっ!?」
レイナは俺は自己紹介をしていた事に驚いていた。
「おう!お前等二人の個人情報は知ってるぜ!椎名と零名だろ?よろしくな!」
.....まさか、知っていたとは。
「詳しい説明はまず俺について来てからだ!さっさとついて来いよー?」
そう言って宇多川さんはスタスタと部屋から出て行ってしまった。
「あちょっ!」
「あっ、おい!」
俺達は慌てて付いて行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと長いですかね、短いですかね。
ここでキャラクター紹介!
名前 宇多川正 (うたがわ せい)
高校二年生
前世の記憶はある。
宇多川先輩をどうぞよろしく....!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最初のコメントを投稿しよう!