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三話
「まず俺は宇多川正!好きな事は面白い事!嫌いな事は楽しくない事!よろしくな!」
宇多川先輩は挨拶をする。
(......何か自己紹介増えてね??)
「俺ァ五十嵐歩だ。色んな武器使ってっぞー。あ〜......趣味は筋トレだ。よろしくな」
宇多川先輩をハリセンで叩いていたのは五十嵐さんか。
「僕は三日月空。魔導士だよ。でも弱いからあんまり役にたたないかも.....」
三日月さんはえへへ、と苦笑いしながら挨拶する。
「じゃあ次は三年生だね。僕は小鳥遊優。魔物使いだよ。動物が好きなんだ!よろしくね」
よく見ると小鳥遊さんの足元に小鳥がいた。凄く懐かれている。
「んにゃ?俺最後?」
「最後最後。ほら早く自己紹介しな」
「んひょ〜い!」
(意味不明な言葉を使う人だ.....!!)
「俺雷電彰!!剣士だけど何か魔法も使えた!よろシク〜!」
雷電さんは凄く元気に挨拶した。
「はい、これで最後ね。皆んな先輩ってつけてあげると泣いて喜ぶから是非つけてみてね。それじゃあ次は担当の人が説明するヨ」
隊長がそう言うと、俺等の元に宇多川先輩達がやってくる。
俺とレイナの元には五十嵐先輩がやってきた。
「シイナとレイナだっけ?付いてこい。俺が手厳しく指導してやる」
どうやら二人同時に案内してくれるようだ。ありがたい。
(レイナ一人じゃ心配だもんな......)
五十嵐先輩はこの白くて何もない部屋の、正面にあったまた大きめな扉を開く
ガチャ
扉を開いた先にはロッカーが沢山あった。恐らく人数分あると思う。
「お前ら双子のロッカーは......ここだな。」
俺達は隅っこにあった、新品のロッカーの前に立つ。
「シイナ、俺陽キャだから左。」
「隅っこは陰キャってか!?」
と、レイナの我儘で俺は隅っこのロッカーになった。
「んじゃ、ロッカー開けてみ」
そう言われてロッカーを開けると、中には服が入ってあった。
「これ......」
「それは特訓服だ。運動着とでも思っておけ」
半袖短パンの、肌触りのよい運動着が綺麗に畳んでおいてある。サッカーのユニフォームみたいだ。
「おら、これ紙とペン。これで自分のロッカーに名前書けよ」
そう言われたので先にレイナから名前を書いていく。
『レイナ』
あ、こいつカタカナで書きやがった。無駄におしゃれなやつ〜。
俺はレイナからペンを受け取り名前を書く。
『シイナ』
「おい、何故カタカナで書く」
「こっちのセリフだわ」
俺は五十嵐先輩にペンと紙を返す。
「じゃ、次いくぞ〜」
ロッカールームから出るとでかい机があった。何人座れるんだろうか。
「ここは食堂。皆んなで飯食うとこな。食う時間は決まってっから、遅れんなよ〜」
時間が決まってんのかよ......。やばいな、朝起きれる自信ねぇ。
「ここは特に説明する事ねぇな。.....あ〜、食堂の向こうに廊下があるだろ?」
五十嵐さんが指を刺したのは俺達の正面の方だった。
「その先は風呂だ。そこら辺の説明は三年がやってくれるらしいし......俺達は寝室行くぞ」
俺達は右側の長い廊下を進む。すると、今度は普通サイズの扉があった。
「こっから先寝室な。」
五十嵐先輩がドアを開けると、その先には沢山の布団があった。
「ここで皆んなで寝てる。うるさくしたら殴るからな」
そう言って五十嵐先輩はまたハリセンを出す。だから何処に隠してたんすか!?
「じゃ、一通り説明は終わったな。戻るぞ。」
五十嵐先輩はスタスタと歩いて行った。
「.......なぁレイナ」
「何だ。」
「俺、さっきからずっと気になっている事があるんだ」
「.....,..?」
「先輩達...テレビのニュースで報道されてた行方不明者だ。」
「よく覚えるな。確証は?」
「ない。」
「ねぇなら話しかけんな」
「いーだろうが!共有しときたいんだよ!」
俺は人呼吸つく。
「ま、いいや.....戻るか。」
「そうだな。」
俺達は来た道を通って元の場所へ戻った。
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本日出て来た人物達
名前 五十嵐歩 (いがらし あゆむ)
高校二年生
オノを使ったり爆弾を使ったり。
名前 三日月空 (みかげ そら)
高校二年生
魔導士
名前 小鳥遊優 (たかなし ゆう)
高校三年生
魔物使い
名前 雷電彰 (らいでん あき)
高校三年生
魔導士であり剣士であり....?
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内容うっすいな!?
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