朝日楼

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モンスター対策局の敷地は広く、側にある森の一区画を間借りして建てられている。環境破壊を連想されるかもしれないが、この森はひとりでに広がる森だ。別方向に同じくらいの広さを確保していることが確認されている。 この森はかつて研究所や軍施設が立ち並んでいた地域で、モンスターとの大規模な戦争が終わったあと、軍が撤退したあとにできたと言われている。不思議な生き物が多く、まるで不思議の国に迷い込んだようだ。 敷地の中の一番大きな建物は「モンスター対策本部」と看板が掲げられており、主たる打ち合わせはここで行われる。 西の方向には研究施設がある。立入禁止となっており、管理はジムが行っている。側にあるログハウスはジムの家だ。ヘレンやアポロもここに停泊する。 東の方向にある建物は「朝日楼」と呼ばれる、八犬士の寮だ。三階建てで、一階には談話室と応接室、キッチン、浴場がある。郵便は本部に届いたあと、守衛のハーマンが朝日楼まで届けてくれる。ただし怪しげなものの場合はハーマンから呼び出される。
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