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雅男は幼いころダンジョンらしきところで過ごした記憶はあった。だがそこは誰のものなのかははっきりとは言えなかったのであった。
「ダンジョン」彼は叫んだ。
「ばかなこと言っているのではないよ」大学教授は言った。そこに巨大化した赤子の顔が窓の外に見えた。
「何だ?」雅男は不思議がった。
「あれは何?」彼女は言った。
「このビル倒しちゃうぞ」赤子は言った。
「やめて」雅男は叫んだ。
「ならやめる」赤子は答えた。
「どこから来たの?」大学教授は言った。
「ダンジョン」赤子は答えた。
「何?」
雅男は驚いたのであった。
赤子は笑った。
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