相愛 2*

1/1
前へ
/34ページ
次へ

相愛 2*

頭にモヤがかかったように働かない ただ、ひたすら颯斗(ハヤト)の声だけがはっきり聞こえる 「晴臣さん、可愛い。もう、Sub Spaceに入ってるね。 Lick(舐めて)颯斗(ハヤト)の手が唇に当たるだけでも、ゾクゾクとする ピチャ、チュッ… と濡れた音をワザと立てて、指を濡らすように舐めていく 「…んっ、ふ…ぁ…」 舐めてるだけのはずなのに、まだ触って貰えていない下半身が疼き、膝を擦り合わせるように悶えてしまう 「晴臣さん、俺の名前を呼んで?」 「颯斗(ハヤト)…、颯斗(ハヤト)…」 名前を口にする度にお腹の奥がキュンキュンと疼く 早く触れて欲しくて もっと満たして欲しくて 「颯斗(ハヤト)、お願い…触って…」 自ら脚を開いて、ヒクつくアナルを露見させる 恥ずかしいはずなのに、颯斗(ハヤト)に見られていると思うだけで身体が熱くなる まだ触ってないのに、イキそうになってしまい、根本を自分で握って堪え 「んっ…颯斗(ハヤト)、お願い、触って…奥まで颯斗(ハヤト)ので満たして欲しい」 颯斗(ハヤト)を見ると、いつもと違って余裕のない表情に心が騒めく 「フーッ、フーッ…晴臣さん、そんな煽らないで…」 熱く荒い呼吸を繰り返しているようすに、オレのSpaceが伝導しているのがわかり嬉しくなる 「颯斗(ハヤト)颯斗(ハヤト)…」 アナルに熱い塊を押し当てられ、ゆっくりナカに捩じ込まれていく感覚に打ち震える 「んっ…ふぁっ、もっと…ぜんぶ、颯斗(ハヤト)の…全部、きて…」 軽く抜かれた後、一気に奥まで挿入され、我慢出来ずに射精してしまう 「ひっ!あぁっ!!」 出たのに、そのまま何度も奥を貫かれ、グポグポと奥を行き来する音がお腹の奥に響く 「ひゃっ、あっ…♡はや、とっ…ひゃ、やと…♡」 全身が性感帯になってしまったんじゃないかと錯覚するほど、触れる場所全てが気持ちいい 「晴臣さん、愛してる」 耳元で囁きながら、耳朶を噛まれたり舐められるだけでも軽くイッてしまう 「晴臣さん、可愛い…もっと、もっと、俺だけの命令(コマンド)を聞いて」 熱に浮かされた颯斗(ハヤト)の目から視線を外すことが出来ない コイツ、こんな顔もするんだ… 「んぁっ…はや、と…だけ…はやと、だけ…」 深くキスをしながら奥に出される感覚に打ち震え、自分でもわからない程何度もイッてしまった 颯斗(ハヤト)に支配されて、満たされた 「晴臣さん…、ごめん。もう一回…」 イキ過ぎて力が入らない身体を抱き締められるも、もう体力も限界で拒否しようと、颯斗(ハヤト)の胸を押すも手を添えただけになってしまい 「も…なんど、め…むり…んぁっ♡ゃっ…ぁっ…」 無理って言ったのに、またゆっくりナカに沈められ、オレの感じる場所を擦り上げていく 「んっ、はやっ、と…やぁっ♡あっ、あっ…」 噛み付くようなキスに息も絶え絶えになってしまう くちゅっ、ぴちゃっ 濡れた音と颯斗(ハヤト)の熱い舌が気持ち良い ナカを擦られる快楽と全てを支配され、颯斗(ハヤト)だけのモノにされる感覚に頭がぼーっとして、必死に名前を呼ぶしか出来ない 「晴臣さん、可愛い…愛してる、晴臣さん」 名前を呼ばれただけで、お腹の奥が疼き、ギュッとナカを締め付けてしまう 「ゔっ…」 奥に熱いモノを吐き出される感覚に打ち震えるも、イキ過ぎたせいでペニスからは何も出ることはなく、グッタリっ身体の力が抜けてしまう 「はや、と…『愛、してる』…」 疲れ過ぎて眠くて仕方ない ただ、落ちる前に一言、大切な言葉を口にし、意識を手放した
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加