○3歳年下のスパダリ甥に、何でか溺愛されています

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 1994年4月4日 13時15分 群馬県高崎市  直さん13歳  群馬に嫁いだ沙都子姉ちゃんに、一人目の赤ちゃんが産まれたでー!僕もついに、叔父さんになる日が来たんやなぁ。13歳やのに、何だか不思議な気持ちがするけど…。でもまぁ、カツオだってあの年ですでに叔父さんやし。  高崎市の産院(※嫁ぎ先の、個人病院とは違うで!)で、赤ちゃんに会わせてもらった。沙都子姉ちゃんもお義兄さんの俊樹さんも、すっごい幸せそう。いいなぁ。二人ともこれで、お父さんとお母さんやからね。僕もいつかは、こんな風にお父さんになる日が訪れるんかなぁ(※訪れません)。  生まれたばかりの桜くんを、この腕で抱っこさせてもらった。ご両親に似て、本当に可愛らしい男の子やなぁ…。生まれた時からピンク髪なのは、アニメ的な表現手法の一つやったとしても。それに、とっても理髪そう。この子はきっと将来、実家のお医者さんを継ぐんやろなぁ。僕も、この子に誇れるような立派な大人になりたい。それには、どうすればえぇんやろ?  学校の成績だけは自慢出来るので、いい高校や大学に入れば尊敬されるんかなぁ。よし、今日からいっそう勉強に気合い入れるで!  目標は高く、兵庫の超名門・凪高校!なんてね。
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