0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
あっという間に3週間
2024年あっという間に3週間が過ぎた。
2023年は生きていることが苦しみにしか思えない時間がほとんどで半年間は病院で過ごし1年が終わった。それでも記憶を掘り起こせば365日の間に、医師になりたいと宣言し、図書館に通ったり塾に入り浸ったり、数ヶ月間講師もした。1人で新潟まで舞台を観に行ったり、秋田県に住む母方の祖父母に車で会いに行ったりもした。小学校の恩師に会ったり、流行りの感染症にもなった。
今まで自分の存在を消したい、消えたいと思ったことは何度もあったけど、こんなに消えたいと思った1年は初めてだった。今思えば正常ではない行為を何度もし、家族も悲しませた。生は自分の手でも終わりにできるのだと確信した1年にもなった。不思議なもので、それを知った今、いつでも存在を消せるのだと思うと気持ちを軽く過ごしていられる。
退院したのは年末で、当初は今も入院しているはずだったけど、病棟でコロナが蔓延し外泊中のまま半ば強制的に退院となって今自宅にる。それが良かったのかどうかは分からないし、またいつか、消えたいと思い苦しみながらも生かされる日がくるかもしれない恐怖もある。
苦しみながら生きていなければいけない理由を今も考えている。今まで死は年齢順に迎えにくるのが当たり前だと思っていたけど、そんな当たり前はないと知った。自分も明日この世には存在していないかもしれない。
今思えば正常ではない行為も、その時はそれが苦しみから逃れる正常な行為だと思っている。自分で自分が怖くなるけどそれを行っているのも自分で選択したのも自分。
死は遠くて近い。
2024年は心穏やかに過ごしたい。
最初のコメントを投稿しよう!