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お題:あなたに届けたい
難しいな。昨日「曲なんかに出てくる『あなた』に当てはまる人はいない。毎回『自分』に置き換えて聞いている。」と書いたばかりなんだけど。
「作家は経験したことしか書けない」という言葉があるそうだ。私は学校等で習った知識を「経験」として活用しているけれど、人間関係についてはどうも勉強では補えない。
早い話が、今回のお題から何も思いつかない。ボトルメールを軸にして何か書いてみようと思ったが、筆が進まない。少し疲れていて思考力が落ちているのも良くないのかもしれない。
投稿しないという選択肢もあったけれど、内容はともあれうまいこと書いて投稿のリズムだけ崩さないようにしようと思う。せっかく昨日数日ぶりに投稿したからね。
さて、私にとっての「あなた」は「自分」だ。じゃあ届けたいものは何だろう。直感的には「私の気持ち」だと思った。
それではこう考えようか。暗い海の上で、息をしているのは私と「自分」だけである。私は私の気持ちを手紙に綴って海に流した。果たして「自分」はこれを読んでくれるだろうか。
読んでくれないだろうな。
「あなたに届けたい」と希うのは、現状それが届いていないからだ。本来私と「自分」は同一と言ってもいいほど近い存在だが、そんなに近くからメールを出しても届かないというのは、多分「自分」に受け取る意思がないのだろう。あるいは本当に気付いていないのだろうか。
いずれにせよ、簡単には読んでもらえない。どうしたら「自分」に気持ちを届けることができるだろうか。
大きな声に出して伝えるという選択肢がある。これなら相手にその気がなくても受け取ってもらうことができる。
今よりも近くに行くという方法もある。顔をつき合わせて、2人でコソコソ話だってできるかもしれない。
あぁそうか、「あなたに届けたい」と思うなら、手紙を介さず声で伝えてしまうのがいいのか。
私はこれまで手紙を書いて満足していた気がする。届いていなかったんだな。
「自分」と声で対話するために取っている数少ない手段のひとつがこういった執筆であるように思う。だとすれば、私にとって創作の時間はやはりこの上なく大事なものだ。――ということは、私にとって創作とは「『自分』に届けたい」ものなのか?
……もう期限過ぎてるのでここらで切り上げます。
私は自分のために創作をすればいいのかな。うーん。
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