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転生したら『くノ一』咲耶
ある日、私は階段で突き飛ばされ亡くなってしまい気がつくと、転生して甲賀の『くノ一』咲耶になってしまった。
そこで、仲間の『くノ一』ネムとシャオランと出会った。
さらに彼女たちと共に倭の国で一番面白い女芸人を決める『L-ワン』へ出場することになった。
しかし女芸人しか出場を認めない『L-ワン』のコントに男性を使ったとして規約違反で敗退した。
ネムたちも死体役の置物として男性忍者のコンガを使っただけだと抗議したが却下されてしまい、不本意ながら敗者復活戦へ回ることとなった。
だが私にとって生まれて始めてのコントだ。思ったように上手くはいかない。不慣れな女芸人として神経をすり減らしていた。
しかもコント作家のネムは場面設定と簡単なプロットを指定するだけで、一度もまともな台本を書いた事がない。
ほとんどアドリブでコントを構成している状況だ。それにしてはよくここまで勝ち抜けたモノだ。
今回の作品も、ぶっつけ本番のシチュエーションコメディだった。
否が応でも舞台の幕が上がった。
ここまで来たら腹をくくってやるしかないだろう。
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