第9話 結婚式と、それから…(4)★

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(どうしよう、撮られてるのに……っ)  正面からカメラが向けられていて、恥ずかしくてたまらない気分になる。  だというのに、体は勝手に昂ぶっていく一方だった。快感という快感が目まぐるしく襲ってきて、三本の指が難なく抜き挿しできる頃には、前も後ろもとろとろになっていた。 「どうした、侑人? カメラで撮られて興奮でもしてるのか?」 「っ、ちが……そんな、わけ」 「違う? じゃあ、なんでここがこんなになってんだよ」  高山は意地悪く言って、侑人の昂ぶりを握り込んだ。  そこはすっかり硬くなって天を仰ぎ、先端から透明な蜜をだらだら垂らしている。そのまま手を動かされれば、ぐちゅりと卑猥な音が響いた。 「んっ、あ、あぁ……」 「っは、やらしい音。どんだけ濡らしてるんだ」  わざと音を立てるようにして扱かれ、羞恥でどうにかなりそうになる。  けれど、与えられる快楽には抗えず、されるがままに喘ぐことしかできない。そんな様子もカメラはしっかりと捉えており、意識すればするほど興奮材料となって、ますます感度が上がっていくようだった。 「そろそろよさそうだな」  不意に高山が責め立てをやめる。体内に入っていた指を引き抜くと、己の欲望を取り出し、侑人の臀部に擦りつけてきた。
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