1569人が本棚に入れています
本棚に追加
(どうしよう、撮られてるのに……っ)
正面からカメラが向けられていて、恥ずかしくてたまらない気分になる。
だというのに、体は勝手に昂ぶっていく一方だった。快感という快感が目まぐるしく襲ってきて、三本の指が難なく抜き挿しできる頃には、前も後ろもとろとろになっていた。
「どうした、侑人? カメラで撮られて興奮でもしてるのか?」
「っ、ちが……そんな、わけ」
「違う? じゃあ、なんでここがこんなになってんだよ」
高山は意地悪く言って、侑人の昂ぶりを握り込んだ。
そこはすっかり硬くなって天を仰ぎ、先端から透明な蜜をだらだら垂らしている。そのまま手を動かされれば、ぐちゅりと卑猥な音が響いた。
「んっ、あ、あぁ……」
「っは、やらしい音。どんだけ濡らしてるんだ」
わざと音を立てるようにして扱かれ、羞恥でどうにかなりそうになる。
けれど、与えられる快楽には抗えず、されるがままに喘ぐことしかできない。そんな様子もカメラはしっかりと捉えており、意識すればするほど興奮材料となって、ますます感度が上がっていくようだった。
「そろそろよさそうだな」
不意に高山が責め立てをやめる。体内に入っていた指を引き抜くと、己の欲望を取り出し、侑人の臀部に擦りつけてきた。
最初のコメントを投稿しよう!