第9話 結婚式と、それから…(5)★

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「いい子だ。……ほら、入ってくぞ」  高山は見せつけるかのように、じっくりと時間をかけて挿入を果たしていく。  当然、カメラには結合部も映っていて、侑人は目を背けたくなった。が、そう簡単に許されるはずもなく、高山のものを呑み込んでいく様をありありと見せられてしまう。 「うぅ……っ、やだ、はずかし、ぃ……」 「んなこと言いながら感じてるのは、どこのどいつだ? ここ、ずっとヒクヒクさせて誘ってるくせに」 「そ、そんな、ぁ……」 「やらしいヤツだな、よっぽど俺が欲しいのか。なら、ちゃんとくれてやるから味わえよ……っ」 「あああぁっ――!」  最奥まで一気に貫かれて、侑人は顔を蕩けさせた。  限界まで押し広げられたそこはローションで濡れ光り、高山の言葉どおりにいやらしくヒクついている。もっと、とねだってしまうのをやめられない。 「ああ、侑人のナカが絡みついてきてる。突っ走っちまいそうだ」  高山は舌なめずりをすると、容赦なく律動を開始した。侑人の体を軽々と抱え込んでは、激しく揺さぶってくる。 「ん、あっ! だめ、待っ……」 「待ったはナシだ」
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