第9話 結婚式と、それから…(5)★

4/4
前へ
/243ページ
次へ
「あっ、いやぁ……っ」 「はは、すげえ締まりやがる。見られるのがいいだなんて、淫乱か?」  意地悪な囁きが鼓膜を震わせる。恥ずかしいのに感じてしまう浅ましさを自覚させられるようで、侑人は泣きだしたくなった。  が、それもほんのわずかのことだった。敏感な粘膜を擦られるたびに電流のような快感が走り抜け、思考が白く塗り潰されていく。  気がつけば、恥も外聞もなく乱れる侑人がいて、カメラには快楽に溺れきった顔が映し出されていた。
/243ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1570人が本棚に入れています
本棚に追加