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番外編 寂しがり屋のひとりえっち♡(2)★
(そっか。高山さん、帰ってこないんだ)
心の中で呟くと、急に寂しさが込み上げてくる。
いや、どうせ明日になれば会えるのだ。起きていても仕方がないし、今日はもう寝てしまおう――そう考えて、さっさと部屋の電気を消すことにする。
しかし、なかなか寝付けない。寝返りを打ちながら深呼吸を繰り返すも、一向に眠気が訪れる気配がなかった。
「眠れない……」
小一時間ほど経っただろうか。
ふと瞼を開ければ、高山の枕が目に入ってなんだか物悲しくなった。何となしに手繰り寄せてみると、微かに匂いが残っており、胸が締め付けられる心地がする。
(そんなつもりじゃ、ないのに――)
いつの間にやら、下腹部に熱が集まっていた。
侑人は下着の中へ手を入れると、己の欲望をそっと握り込む。ふとした罪悪感を覚えながらも、そのままゆっくりと上下に動かし始めた。
「んっ、は」
一度火がついてしまったからには、自身を慰める手はもう止まりそうにない。
高山に触られているときのことを思い出し、脳裏に浮かぶ手つきを真似てみせれば、先端からとろお……っと蜜が溢れだした。
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