バレンタイン

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私は 勇気を出して 「うん!渡してくる!」 店長からクッキーの袋を受け取り 私は、副店長のいる調理場に向かった。 けど 用事をしていて、手が離せそうにない‥。 「けっ圭さん。あの‥‥」 圭さんが‥うん?といいながらこちらを見た。 「クッキーあげる!バレンタインのクッキー作ったの!あっあげる!」 緊張から何を言ってるか自分でわからなくなってる。 いきなりで キョトン としているようだった。 私は副店長に近づいて 「圭さん!手がふさがってるから 圭さんの作業服のポケットの中に クッキーの入った袋をいれるね!」 返事も待たないまま‥ 私は、副店長のポケットの中に バレンタインのクッキーを入れた。 副店長は、キョトンとしたままだったけど 私は、そのまま ホールの方に戻った。 冷静になれば、ホールにどうやって戻ってきたかもわからないくらい、 しかも、強引にポケットの中に入れるなんて‥! 考えれば考えるほど‥ 顔が熱くなって、副店長をしばらく  直視できないでいた。
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