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ホワイトデー
そして、3月14日が来た。
バレンタインを渡したものの‥
そうだった。。
お返しの日。ホワイトデーに
悩まされるとは考えて無かった。
やっぱり、渡さなかったらよかったな。
バイトに好きな人いるのかな?
好きな人にお返しをするのかな?
誰にするのかな?
余計な事ばかり考えて‥ しまう‥。
一人で落ち込んでいると
ーーコトンッ
と、何かを置く音がした。
「バレンタインのお返し」
副店長が
私の為に買ってきてくれた!?!
とても嬉しくなった!
だけど‥
大人だから、バイトからいただいたら
お返しはしなきゃとか‥‥。
嬉しい気持ちと、複雑な気持ちが入り乱れる。
「わざわざ、ありがとうございます。」
袋の中は、自分で色々選んできてくれたみたいで副店長が自分が好きな洋菓子を選んできたらしい。
「副店長の好きな洋菓子かぁ」
少しだけ、副店長を知れたようで
近くなった気がして嬉しくなった。
家で、一つ一つを抱きしめながら、
一人ではしゃぎながら洋菓子を食べた。
店長には、恋愛相談をしてる。
副店長は、顔には出さないけど
実は‥って、嬉しそうに話して、
バレンタインのクッキーをすごく喜んでた。って。
まだ、私が17歳だから。
色々、配慮してくれてるみたい。
私が20歳になれば、
副店長の恋愛対象になってくれるのかな。。
そして、ーーーーあれからーー3年。
副店長とは、20歳夏、
高校も卒業して、私は美容師の専門学校にいきながらバイトを続けてる。
20歳
バイトのイベントの夏祭りで
無事に付き合う事になった。
あの時、ポケットの中にいきなり
入れた時は、ドキッとしたらしい。
今では冬の寒い日、
彼のポケットの中に私の手を入れて
温まってる。
あれ?コツンと手に何かがあたる。
ポケットの中に何かある?
「何かある?何?」
「なんだと思う?見てごらん。」
私は手に当たるのをポケットから出した。
「あっ!」
小さな箱が。
私は箱を開けてみた。
二人は顔を見合わせた。
このままいつまでも、
永遠の誓い。
幸せのプレゼント…。
素敵なプレゼント🎁
。ハッピーエンド。
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