猫耳少年はオトコの娘妖怪でした🐾

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 今から…五十年ほど前とあるビルの一角に可愛い子猫達が産まれた。その中に一匹だけ全身が真っ黒な子猫いました。  子猫達は暫く母猫と暮らしていたが不運なことに母猫は車に引かれて亡くなり残された子猫達は人間に引き取られて飼われたりしていたが全身真っ黒な子猫は何故か引き取っては貰えず…途方にくれながらも何とか生きながら得ていた。 「いいにゃ…別に人間に飼われなくても…僕は生きていけるにゃ…」  全身真っ黒な子猫はカラスや他の猫にもいじめに合ったりもしていたがそれでも懸命に生きたが何故か子猫は子猫のまま大きくはならず月日が立ちそのうちに全身真っ黒な子猫の尾の先が二つに割れていつの間にか猫又となっていた。  そんな事には気づかずに猫又は街中を歩いていたらふと人間の女の子が着ている服が目に入った。 「ぅ…わぁ…可愛いにゃ!…人間の女の子て…あんなに可愛い服を着るのか…僕も…着てみたいにゃ…」  キラキラした目で猫又は女の子の服を見ていた。  それからというもの猫又は可愛い服を着た女の子を見かけては後を付いて行って女の子の話に聞き耳を立てたていた。 「凄い…それロリータ?」
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