謝罪と動かない世界

怒り

私は社会人で、一人暮らし。親に誘われ、旅行へ行くことにした。
先にホテルに着き、チェックインを済ませて鍵をもらってエレベーターに乗る。
エレベーターを降りたところで、学生時代の友達と会った。

「久しぶり！」
「あっ、久しぶり…」
少し話しながら周りを見ると、周りにたくさんカーテンが引っかかっている。色もバラバラだ。親からもホテルの人からも何の説明もなかったけど…。

友達が部屋に案内してくれ、カーテンを閉めてみた。すると結構、普通の部屋に見える。お風呂とかトイレまでカーテンで仕切られてるのが不満な点だが。しっかりカーテンが閉まらないところもあるし…。

机にスーパーで売っているようなお寿司が置いてあった。サーモンが沢山入っているようだ。それを見ていると友達に、
「それあげる〜」
と言われたのでお礼を言い、その友達は私の向かい側のカーテンの中へ入っていった。
そして、気になるものがもう１つ、部屋の外に雰囲気が暗めの小さな女の子が立っていた。その子を覚えているようないないような。でも小学生の時にあったようななんだかとてつもなく恐ろしい感覚に襲われた。でもとりあえず話しかけてくる様子はなかったので私はカーテンを閉めた。