今日しか無い毎日の中で

2/43
前へ
/43ページ
次へ
しばらく舐めていたが、他の一人は私の腰を上げさせ下も破られ顕にされ萎えているそれを扱き立たせている。私は何度もこうやって無理矢理犯された事があるのかもしれない… そのまま見ていれば蹄の音が聞こえてきて、そちらを見れば騎士らしい鎧とマントを身につけた男性が馬に乗って現れた。 漆黒の髪に夕闇を閉じ込めたような美しい瞳の男性で、こちらに気付いて目が合えば馬から剣を抜いてこちらに切りかかってくる。 盗賊も応戦するが下半身丸出しで騎士の相手など出来るはずもなく、その場に倒れ伏し私の背後に周り拘束を解いてくれた。腕を前に出し手首を見れば縄の跡がついている…この跡も明日見たら何の跡か分からないのだろう。 遠くの方でも戦っている音がしていたが、目の前の騎士は私を立たせてマントを外して私の体に纏わせてくれた。こんな事をしてもらっても私はこの騎士を覚えてはいられないのだろう。 「あんたがソレイユ・マグダレンか」 「はい」 「そうか」 そう短く言った騎士はどこからか縄を取り出し盗賊達を縛り上げていた。私は急に吐き気を感じてしまい壁に手をついてしゃがみこみ口を塞ぐ。 安堵感からだろうか…いや元より男性の物を咥えて平気でいる方が無理な話だ。抱き上げられ外へ連れ出されればそこは森の奥深くのようで近くに川があり、そのそばに降ろされた。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加