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「マキヌナって、本当はボク達に興味ない?」 「はい?」 「あれ?日本語おかしいかな?」 「どう言う意味?」 『だから、ボク達の事はどうでもいいの?』 「はい?どうしたの急に」 「だってさ、全然聞いてこないし」 「なにを?」 「知ってるんでしょ?ボクが彼女と別れた事」 「チェウォン、言いたかったの?」 「いや、別に言いたい訳じゃないけど」 「言いたいなら聞くよ?」 「えー、そんな感じなの?」 チェウォンのケアをしていたら、真剣な声を出しアホみたいな事を言い出した。 聞いて欲しかったのかな? 「マキヌナってさ、興味無さ過ぎじゃない?」 「あのね。親しき仲にも礼儀ありって言葉が日本にはあるの」 「シタシキナカニモレイギアリ?」 「仲が良くっても、尊重しよう。って事。なんでも聞いて良い訳じゃないでしょ?」 「なるほど」 「だから、チェウォンのプライベートな事は私からは聞かないよ。気になってたとしてもね」 「そっか。マキヌナはそう言う人なんだね。しゃよヌナとは違うんだね」 「サヨはコミ力があるからね」 「子魅力?」 「コミュニケーション能力」 「あー、なるほど」
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