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「マキヌナって、やっぱ変だよ」 「チェウォンのお相手は、一般人でしょ?」 「……なんで?」 「なんとなく?同じ業界の人は嫌みたいだし。ダンス関係かと思ったけど、たぶん違う。きっと彼女は富裕層で、オシャレな人。チェウォンと服とかの好みが似てる」 「ほんとコワイ。なんでそう思ったの?」 「まずアクセサリー。きっと彼女からのプレゼントでお揃い。下着も彼女の好きなブランド。オススメされたのかな?両方共、見えたりする物だから、チェウォンが好きじゃないと着けないでしょ?そのアクセサリー、そこそこ良い金額するよね。チェウォンもアクセサリーは着けるけど、ソユンほどこだわりないし。わざわざその金額を出して買うタイプじゃない」 「マキヌナ」 「なに?」 「いったい何者?」 「なんで?」 「怖すぎる」 「当たってる?」 「怖いほど。あー、ほんとコワイ」 「チェウォン」 「なに?」 「二股じゃないよね?」 「違うよ!ちゃんと別れてから、付き合った」 「なら良いけど」 「そんなヒドイ事しない」 「まぁ、なんでも良いけどね」 「やっぱマキヌナはヒドイ」 「写真とかバラ撒かれてるって聞いたから、ちょっとは心配してたけど、幸せそうで良かった」 「あー、あれね。元彼女じゃないよ。アレはサセン」 サセン? なんだそりゃ。
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