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「サセンってなに?」 「迷惑なファン。ストーカーみたいな感じ」 「へぇー、サセンって言うの?」 「うん。迷惑しかかけない人達だよ。周期があるみたいでさ。今回はボクがターゲットになったみたい。ちょうど別れた時だったから、ちょっと疑ったけどね。調べたらサセンだった」 「それは、ある意味良かったね」 「なんで?」 「だってさ、元彼女が発信源だったら悲しいじゃん。好きだった人の悪行だったら、良かった想い出もクソになるじゃん」 「ヒドイ言い方。マキヌナってたまにブラックが出るよね」 「それは失礼しました。それで今の彼女は束縛屋なの?」 「……なんで?」 「チェウォンは私の!ってアピールが凄い気がして」 「マジで?」 「うん。目立つアクセサリーとか、下着とか?」 「そっか、そうなのか」 「変なのに、引っかかって無いこと願っています」 「なんか、マキヌナと話してると、力が抜けるよね」 「どう言う意味かしら?」 「良い意味?だよ」 「そうとは思えないけど」 「ま、いいよ。マキヌナはマキヌナのままでいてね」 「釈然としない」 「ひゃくぜん?」 「しゃくぜん。納得しないって事」 なんだよ、力が抜けるって。 私がアホっぽいって事? あー、釈然としないわ!!
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