21

3/5
前へ
/265ページ
次へ
「そうなの?」 「チェウォンは一応アイドルでしょ?」 「一応じゃないけどね」 「私生活を全て彼女にさらすのは良くないかな。と私は思う」 「そっか。そうだね」 「ごめんね。水をさすような事を言って」 「だから日本語は難しいよ。ミズサス?」 「ごめんごめん。水をさす。って言うのは、盛り上がってる事を静めるって事かな。今彼女と楽しい時でしょ?付き合いたてって楽しいもんね。それに同居解消すれば、好きな時にお家デートが出来るじゃん」 「……マキヌナって、やっぱマキヌナだよね」 「ほんと、それってどう言う意味よ?」 「冷静だって事。良い意味だよ。ちょっと冷静になれた」 「彼女の事、100パーセント信用してるなら、問題ないけど、別れた時の事を考えると、微妙だと思っちゃうんだよね。ましてや高い買い物だしさ」 「ほんと、冷静だよね」 「お節介かと思うけど、失敗はして欲しくないから」 「ありがとう。参考にするよ」 「彼女の話、いつでも聞くからね」 「あー、気が向いたらね。じゃ、次の人呼んでくる」 「ありがとう」 チェウォンのケアが終わり、次の準備に入る。 ケアベッドのタオルを替え、オイルを補充して、空気の入れ替えをした。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

226人が本棚に入れています
本棚に追加