21

5/5
前へ
/265ページ
次へ
「しゃよヌナとマキヌナは違うね」 「当たり前でしょ?」 「二人は反対な人間だね」 「そうだね。私達は正反対かもね。サヨが何かした?」 「ううん、そうじゃないけど」 「けど、なーに?」 「しゃよヌナは大胆だよね」 「ちょっと、サヨは何をしたの??」 「いや、何もしてないけど」 「けど?」 「恋話とか」 「とか?」 「突っ込んでくる」 「あはははっ」 「笑い事じゃないよ。どう答えれば良いか困るんだよ」 「そっか。それは大変だね」 「他人事だと思って」 「だって、他人事だもの」 「マキヌナは聞いてこないのはなんで?」 「聞いて欲しいの?」 「そう言う訳じゃないけどさ」 「ねぇ、Heavenの中で何かあったの?」 「なんで?」 「チェウォンも同じような事を言ってたから」 「あー、それはチェウォンとボクが話をしたからかな」 「なるほどね」 「マキヌナって不思議だから」 「え?」 「マキヌナ、韓国語でもいい?」 「いいけど」 『ソユンの溺愛と言う名の執着をサラリと躱すし、クォンヒョンの信頼も厚い。マネージャーヒョン達からも一目置かれている』 「それで?」 『日本人なのに、ボク達の事を分かってくれる』 「日本人は関係ないと思うけど」 『とにかく不思議なんだよ、マキヌナは』 そう言われても困るんだけど。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

228人が本棚に入れています
本棚に追加