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ミンスの言う事は分かる。 家族に頼れないとか、プライバシーの問題とか。 お金を出して解決出来るならば、それが一番だけど、アイドルな彼からしたら、お金を出しても解決出来ない問題なのかもしれない。 『良かった。マキヌナと話せて』 「いつでも話せるでしょ?」 『いつもは邪魔なヤツがいるからね。邪魔ばかりする』 「ミンスのケアは基本的にサヨがしてるしね」 『しゃよヌナは、少し遠慮を覚えるべきだね』 「……しっかりシメとくね」 『嫌な訳じゃないけど、ちょっとは遠慮して貰いたい時がある』 「ごめんね」 『ううん。それ以外は、良くしてくれてるから』 「ちなみに遠慮が無いトコはどこ?」 『……ボクとアルムの事』 「二人の付き合いに口出してるの?」 『いや、違う』 「じゃ……あ、分かった!サヨにはシッカリ言っとく」 『うん、ありがとう。聞かれても困るんだよ』 「そうだよね。どっちがどっちでもいいじゃんね。二人が良ければ何でもいいじゃん」 『マキヌナ』 「なに?」 『マキヌナはやっぱ変だね』 ミンスもチェウォンもマジ失礼。 サヨにはシッカリと釘を刺しとかないと。 気になるのは分かるけど、本人に聞いちゃいかんだろう。 確かに気になるよ。 気になるけどさ。 で、実際はどっちなんだろう?
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