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「アンジュはボク以外との方が仲良しだよね」 「どうしたの?そんな事ないでしょ?」 「みんなアンジュと二人っきりで、話してる。浮気疑惑だよね」 「浮気?あり得ないよね」 「笑ってるけど、あり得るよ!」 「絶対ないから」 ソユンの妄想はどんどん広がる。 「アンジュは、なんでボクの事をほっとくの?」 「ほっといてる?」 「うん。ほっといてるよ!」 「そっか。ごめんね?」 「もう!そーゆー事を言ってるんじゃない!」 「ねぇ」 「なに!」 「ソユンも新しい住まい考えてるの?」 「誰から聞いたの?もうアンジュには決まってから言おうと思ってたのに!サプライズが台無しだ」 「いやいや、そんなサプライズはいらないよ?」 「なんでー?」 「私は一緒に住むの?」 「当たり前だよ。なんの為に独立すると思ってるの?!」 「宿舎から出るからでしょ?会社から一人前だと認められたからでしょ?」 「……そうだね。でもさ、アンジュにみんな馴れ馴れしいよ」 「そう?」 「プライベートな事を言い過ぎる」 確かにそれは思ったりもする。 信用してくれているからと思えば嬉しい事なんだけど。 「アンジュはボクのなのに」 「私は私のです」 「そうかもしれないけどー」 「とりあえず、横になってよ。顔やるんでしょ」 「そう言う事にしないと、アンジュに会えないのはおかしいよ!」 愚痴愚痴言いながらも素直に横になるソユン。 はぁ、また夜中にラーメン食べたな。 顔が浮腫みでパンパンだよ。
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