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「荷物整理は終わった?」 「うん。クローゼット広すぎ。スカスカだよ。あんずの部屋にもバスルームある?」 「ある。バスタブもついてる。各部屋にある感じ?」 「そうみたいだね。AGE奮発し過ぎじゃない?」 「だよねー。私達こんな素敵な部屋を使っちゃっていいのかね?」 「それな」 「なんか、凄く申し訳ない気がするんだけど」 「自腹じゃ絶対に来ないから、本気でバカンスをするよ」 「あはははっ。確かにね。自腹じゃ、街のモーテルで精一杯だよね。ケアルーム準備したら、あっちに顔だす?」 「そうだね。他の棟も見てみたいし」 「じゃ、早く準備しちゃおう」 どの部屋からも海が見える。 窓を開ければ、そこは海。 若ければ飛び込むトコだけど、私はそんなに若くない。 ケアルームの準備をして、島の中心にある管理棟へと向かう。 管理棟では、いつでも食事が用意されているらしい。 もちろん、頼めば部屋にも持ってきて貰える。 ちなみに私達の棟は、Heavenの棟の隣。 Heavenの棟を挟んだ反対側の隣が側近スタッフ長達が寝泊まりする棟になっている。 他の棟にもスタッフが各部署毎に宿としているらしく、どれだけのスタッフがこの島にいるのかは、ぶっちゃけ不明なんだよね。
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